温度計を校正したら証明書を確認

   

温度は暑い寒いだけでなく、安全性の確認や有効性の保証に使われることがあります。高温で10分加熱することで殺菌をしたり、診察のために病気の患者の体温を確認したり、食品を芯まで熱を通すために規定の温度で茹でる場合などは温度が分からなければ意味がありません。
その温度を適正であることを確認するのが温度計です。測定部を直接接触させて測定するものや物体から出ている赤外線の強さを非接触で測定するものもあります。製造工程では測った結果によって火力を上げたり、少し止めたりと調整を行います。病院であれば、投薬が必要かの判断をするかもしれません。もし計測結果が正しくなかったら大変なことになります。だからこそ不良が起きていないか確認するために定期的な校正が必要になります。

標準との比較による正しさの証明

校正は、正しさを比較によって確認する作業です。例えば0度を示しているものと5度を示しているものがあった場合、適正な計測器とわかっているものが0度を示していれば5度を示している方がおかしいと言うことになります。このようにして、対象となる計測器と正しいことがわかっている標準器とを比較することで確認します。
対象として使われるものもより適正な標準器と比較されて正しさを確認します。こうして、最も正しい標準となるのが国家標準と呼ばれる世界で一番正確なものとの比較を行います。その結果は証明書で発行され監査などの時の根拠として示すことができます。最終的な比較対象まで辿ることができることをトレーサビリティと言って正しさを保証することができる唯一の方法です。

国際的に通用するために必要な書類

製造したものを海外に出荷する場合や海外で作られたものを輸入する場合には、品質がしっかりしているものでなければいけません。正しい測定をされていないものでは品質がしっかりしているとは言えない状態です。また、国によって基準が違っても品質を一定に保つことはできません。温度は世界中どこに行っても同じ1度です。そのため、適切に校正された温度計であれば問題ないはずです。
国ごとに基準が変わらないように、各国の国家標準は同じであることを確認されています。つまり国家標準と比較されて正しさが証明されているトレーサビリティが確認できる証明書があれば各国で確認をする必要がありません。輸入や輸出の時にこの書類を利用することで証明のための無駄な時間を費やすことも費用をかける必要も無くなります。

ピックアップ記事

温度計を校正したら証明書を確認

温度は暑い寒いだけでなく、安全性の確認や有効性の保証に使われることがあります。高温で10分加熱することで殺菌をしたり、診察のために病気の患者の体温を確認したり、食品を芯まで熱を通すために規定の温度で茹...

温度計の校正と基準を利用する時のポイントについて

品質管理は様々な分野に欠かせない存在です。品質管理の中では寸法を計測する事もありますし、圧力がどれだけ耐えられるのかを計測したり、硬さを計測したり、業種に応じて計測する対象物と測定機器、そして測定方法...

品質管理に必要な温度計の校正とその方法について

品質管理はモノづくりには必要不可欠な存在です。一言で品質管理と呼んでも様々な管理方法があるわけですが、管理を正確に行う事が重要なポイントになります。正確な管理とは正しいもので測定を行うなども含まれます...


注意点